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ハンセン病の国立療養所「大島青松園」(高松市)を訪問

令和8年6月15日

国家権力によってハンセン病患者が強制的に収容されてきた大島青松園を訪問し、関係者と意見交換しました。
1909年に開設された同園は、瀬戸内海に浮かぶ離島・大島にあります。  

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現在の入所者は29人で、平均年齢は88・6歳。同島は、現代アートの祭典「瀬戸内国際芸術祭」の会場にもなっています。 1953年に制定された新「らい予防法」は、1943年にプロミンによる治療が確立された後もなお、半世紀近くにわたり回復者の基本的人権を奪い続けました。この誤った隔離政策は、2001年の熊本地裁における国家賠償請求訴訟の勝訴判決、そして当時の坂口力厚生労働大臣による控訴断念によって、ようやく憲法違反として確定しました。

丁度、今年4月で、「らい予防法」廃止から30年、あの勝訴判決から25年の節目を迎えました。そして今、私たちは物理的な隔離の壁を超え、今なお残る「心の壁」をいかに取り払うべきかが問われています。
当時、入所者は、大工仕事や農作業だけでなく、亡くなった仲間の火葬作業まで「患者作業」として強制的に担わされていました。また、1985年という比較的近い時代まで、船の客室は「患者席」と「職員席」に厳格に分けられ、患者席は常に消毒されるという、露骨な差別が行われていました。

そして驚くべきことに、現在も約3割の入所者が、故郷の家族への差別を恐れ、実名ではなく「園名(偽名)」での生活を余儀なくされています。園内の納骨堂には2,123柱の遺骨が安置されていますが、今なお家族が迎えに来られない現実があります。

その後私たちは、入所者の遺骨が納められた納骨堂で献花し、冥福を祈った後、入所者自治会の森和男会長らとあいさつを交わしました。同園の向井敬浩事務長からは、島や療養所の将来構想について、国や市と自治会が連携して協議している状況などの説明を頂きました。

続いて、園内で火葬された入所者の残骨を納めている円すいのモニュメント「風の舞」などを訪ねました。 今回、将来構想と療養所の永続化に向けた課題について伺うことができ、この声に寄り添い県としても関係機関と協力してしっかりと取り組めるよう、6月議会での一般質問でも取り上げさせて頂きました。

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