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ひきこり支援
メタバース(仮想空間)で、アバター(分身キャラクター)通じ会話、交流

令和5年4月〜

ひきこもりなどで生きづらさを抱える人が安心して過ごせる居場所を提供して支援につなげようと、香川県は、インターネット上のメタバース(仮想空間)を活用した交流の場「ヒトトキ」を、R5年度から開設、運用しています。対象は県内在住者、参加費は無料。

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ヒトトキは、ロールプレイングゲームに似た画面のオンライン空間で、パソコンやスマートフォンがあればどこからでもアバター(分身キャラクター)を通して参加者と交流できるのが特徴。アバター同士が近づくと音声とビデオが接続されて会話ができるようになり、離れると自動で接続が切れる仕組み。
参加者はまず、髪型や服装など体のパーツを選んでニックネームを付けた自身のアバターを作成。その後、画面上でカーペットの上に机やソファが置かれたエリアにアバターを移動させます。エリア内に入っている参加者は、ビデオをオフにして顔を出さずに会話することができます。音声もオフにすればチャット機能を使っての会話ができるほか、会話に混ざらずにその空間にいることも可能です。

県は一般社団法人「toki-line(トキライン)」にヒトトキの運営を委託しており、運用は毎月第4金曜日の午後3時から同4時30分まで。参加対象者は県内に在住している人で、事前の申し込みが必要。初めて利用する際には担当者が面談します。
運用時は毎回、ひきこもりの当事者やサポーターらを含めて10人程度が参加しており、「人の目を気にすることなく気軽に参加できた」「自室など安心できる環境から利用できるためハードルが下がった」などの声が寄せられています。また、令和5年9月に開催した体験会には約20人が参加していました。

県が2018年度に実施した調査によると、県内でひきこもりの状態にある人は726人で、年齢別では40〜44歳が108人と最も多い状況。県障害福祉課の土手政幸課長は「さまざまな方法で、社会に出て交流したいと思える人をサポートすることが必要。ぜひ活用を」と語っておられました。
我々県議会公明党は、ひきこもりへの支援を、05年9月定例会で最初に取り上げて以降、一貫して推進。当事者やその家族を適切な支援につなげるための「ひきこもりサポーター養成研修事業」の推進など、居場所づくりや体制の充実に力を入れてまいりました。

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