福祉有償運送スタート
障害者を実費程度で送迎2007/09
福祉有償運送は、タクシーなどの公共交通機関を利用することが困難な要介護者や身体障害者の人たちをNPO法人などの非営利法人が実費程度で送迎サービスできる制度で、平成18年10月に施行された改正道路運送法に法的制度として盛り込まれていましたが、香川県においては、協議会の立ち上げなどの体制が整っていませんでした。
要介護の石川宗二さんらから、「要介護者が安価で安心して外出できる福祉有償運送を香川県でも実現してほしい」と要望を受け、平成18年9月の県議会総務委員会で、「障害者の人たちの交通の利便性を図るためにも早急に福祉有償運送制度の導入を」提唱するなど積極的に推進していました。
今回、福祉有償運送の第一号の登録を行った綾川町のNPO法人地域教育福祉会・花さき山の笠井則男理事長は、「県には、障害者の人たちとともに早くから制度導入を要望していたが、なかなか聞いてもらえなかった。議会で都築議員の後押しがあってようやく実現した」と喜びを語られ、また石川さんは、「障害者にとって外に出るには、安くて安心して利用できる交通機関が不可欠。まだ有償運送の登録は1団体だけだが、より多くの団体に広げてほしい」と話されていました。(現在は二団体に)
発達障害者支援センター |
福祉の充実 |